キクチユウスケ"あいのうた"
夜が更け始めた頃、カフェにはお客さんがまったりとくつろいで香ばしいかおりのするコーヒーを飲んでいる。
雰囲気のある木造作りの一軒家で、広いソファースペースやビンがぎっしり並ぶカウンターなどどこも魅力があったが、その中で
とても狭く急で、年代を感じる木のぬくもりに柔らかい光の射す階段が、
アコースティックギターの音とキクチユウスケの優しい声を包みこみそうで、そこを選んだ。
古い写真を切り取ったような映像にひとつひとつの言葉を丁寧に紡ぎ出す歌で、心穏やかになる時間となった。
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