The National

4月9日。少し散り始めた桜並木を抜け、はやる気持ちを抑え急ぎ足で向かったバーの扉を開けると、すでにマットとアーロンが楽しそうに呑みながら準備をしていた。「こんなふうにやるのは初めてだよ」と笑い、和やかな雰囲気のまま演奏が始まった。
世界を魅了する歌声、一語一音すべてに魂を捧げているような圧倒的なパフォーマンスに、カメラの持つ手も震える。
私は、伝説的な夜になることを確信した。説明など必要ないだろう。
普段彼らが行っている大きなステージ映像では見ることの出来ない、アットホームで贅沢な演奏をお楽しみください。

"Anyone's Ghost"

The National Anyone's Ghost

"Terrible Love"

The National"Terrible Love"

"Vanderlyle Crybaby Geeks"

The National"Vanderlyle Crybaby Geeks"

"Fake Empire"

The National"Fake Empire"

The National

ブルックリン最後の大物という呼び声も高いThe National(ザ・ナショナル)。
オハイオ州シンシナティ出身の幼馴染同士により、1999年ニューヨークはブルックリンで結成。アーロン・デスナー(G, B)とブライス・デスナー(G)、スコット・デヴェンドーフ(G, B)とブライアン・デヴェンドーフ(Dr)という二組の兄弟と、マット・バーニンガー(vo)からなる5人組。2001年デビュー・アルバム『The National』を自主レーベルBlasslandからリリース。地道なライヴ活動でファンを増やし、2005年にリリースしたサード・アルバム『Alligator』は、数々の音楽媒体の年間ベスト・アルバムに選出。そして2007年、4th『Boxer』を発表すると絶賛を持って迎えられ、数々の年間ベストを総なめにするロング・ヒット作となる。 最新作『High Violet』は、全米チャート第3位、全英チャート第5位に初登場。いまや名実ともにアメリカのインディ・シーンを代表する人気バンドの一組である。

オフィシャルサイト

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